ニューキノロン系抗生物質の一覧と特徴

「ニューキノロン系抗生物質ってどんな抗生物質なの?」

「どんな病気の時に、ニューキノロン系抗生物質が処方されるの?」

ニューキノロン系抗生物質とは抗生物質の一種で、細菌を殺菌するお薬です。細菌が原因のいろいろな病気に用います。旧来の抗菌薬に比べ抗菌力が強く、いろいろな細菌に有効です。病巣への移行がよく、飲み薬では治療の難しかった難治性の感染症にもよい効果を示します。副作用も少ないほうで、ペニシリン系やセフェム系抗生物質にアレルギーのある人でも使用可能です。

今回は、ニューキノロン系抗生物質の一覧と特徴についてまとめてみました。

◎ニューキノロン系抗生物質の特徴

・元々、グラム陰性菌に対して抗菌力がある。

・グラム陽性菌に対しても、抗菌力があるように開発されてきた。

・ニューキノロン系の抗生物質は、おおまかに4つのグループに分けられる。

・呼吸器感染症から膀胱炎まで幅広く使われる。

◎ニューキノロン系のグループ

〇第1グループ(オールドキノロン)

・ナリジクス酸(商品名:ウイントマイロン)NA

・ピロミド酸(商品名:パナシッド)PA

・シノキサシン(商品名:タツレキシン)CINX

グラム陰性菌に有効です。陽性菌に無効です。緑膿菌には弱いです。

〇第2グループ(オールドキノロン)

・ピペミド酸(商品名:ドルコール)PPA

グラム陰性菌に有効です。陽性菌に無効です。緑膿菌にも有効です。

〇第3グループ(ニューキノロン)

・ノルフロキサシン(商品名:バクシダール)NFLX

・オフロキサシン(商品名:タリビッド)OFLX

・エノキサシン(商品名:フルマーク)ENX

・シプロフロキサシン(商品名:シプロキサン)CPFX

・ロメフロキサシン(商品名:バレオン、ロメバクト)LFLX

・フレロキサシン(商品名:メガロシン)FLRX

第3グループ以降のキノロン系抗生物質をニューキノロン系といいます。グラム陽性菌と陰性菌に有効です。緑膿菌にも有効なものがあります。

〇第4グループ(レスピラトリーキノロン)

・トスフロキサシン(商品名:オゼックス、トスキサシン)TFLX

・レボフロキサシン(商品名:クラビット)LVFX

・スパルフロキサシン(商品名:スパラ)SPFX

・ガチフロキサシン(商品名:ガチフロ)GFLX

・モキシフロキサシン(商品名:アベロックス)MFLX

・ガレノキサシン(商品名:ジェニナック)GRNX

・シタフロキサシン(商品名:グレースビット)STFX

グラム陽性菌と陰性菌に有効です。緑膿菌にも有効なものがあります。

レスピラトリーキノロンとは、呼吸器の感染症治療(肺炎など)に使われることが多いキノロン系抗生物質のことを言います。

呼吸器領域だけでなく元々はグラム陰性菌に有効なので、膀胱炎などの泌尿器感染症でも頻繁に使われます。

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